澪(みお)つくし

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昭和十九年四月、梅木(柴田恭兵)は栄二(山下規介)を連れて、フィリピンへと旅立った。質を落としたしょうゆの出来は悪く、魚を元にしたひしおを使ってはどうかと思いついたかをる(沢口靖子)は、外川へイワシを融通してもらいに行く。外川では船は徴用され、働き手も少なく、イワシもあまり獲れないが、少しだけ分けてもらう。かをるは帰る道すがら、善吉(安藤一夫)から、惣吉は横須賀から船で物資を運搬している、と聞く。

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