あしたが変わるトリセツショー
2023年8月29日(火) 更新
【マイボーム洗顔】【温罨法(おんあんぽう)】ドライアイ対策に!
涙は、一番外側がアブラの層になっていることで、水分が蒸発するのを防いでいます。研究ではドライアイ患者の涙の14%は「涙の水分の分泌が低下」、50%は「アブラの分泌が低下」、36%は「水分とアブラの分泌が低下」ということがわかっています。涙のアブラ不足の原因の一つと考えられるのが、マイボーム腺の詰まりです。マイボーム腺とは、まつ毛の生え際のやや内側にある涙のアブラが出る場所のこと。アブラの多い食生活が続いたり、まつげにふけや皮脂がたまったり、アイメークの落とし残りがあったりすることで、マイボーム腺は詰まってしまうのです。そこで、マイボーム腺の詰まりを解消する2つの方法「マイボーム洗顔」と「温罨法(おんあんぽう)」をご紹介します。
“マイボーム洗顔”の詳しいやり方
<はじめに>
朝晩2回2週間、続けてみてください。
“マイボーム洗顔”はアブラ不足タイプのドライアイに有効です。症状が改善しない場合や異常を感じた場合は必ず眼科医に相談してください。
<手で洗う方法>
始める前に手を洗って清潔に!ぬるま湯で指を湿らせてまつ毛の根元にそって5回ほど優しくなでるように洗う。洗顔後や入浴中がオススメ。
強くこすったりまぶたの内側まで指を入れたりしないように!
<コットンパッドを使う方法>
目元用のコットンパッドをお湯で湿らせて、5回ほど優しくなでるように洗う。
温罨法(おんあんぽう)の詳しいやり方
用意するもの
●おしぼり(or 薄手のタオル)×2枚 ●ポリ袋×1枚 ●熱さ対策用のゴム手袋など ×1枚
<やり方①>
50℃くらいのお湯を用意し、1枚のタオルをひたす。
※熱いと感じる場合は適切な厚さのゴム手袋をご利用ください。 ※温度が測れないときは沸騰させたお湯と水を1:1で混ぜると50℃近い温度になります。やけどにはご注意ください。
<やり方②>
タオルをよくしぼったら、顔をぬらさないため、すぐポリ袋に入れる。もう一方の乾いたタオルでひと巻きする。
<やり方③>
まぶたにのせて5分間リラックスする。1日2回(朝晩など)2週間続けると効果的。
ポリ袋と乾いたタオルで包むことで、温度の持続するホットタオルになります。(固まったアブラを溶かす最適温度が約40℃)