今回は長崎県の特産品・手延べそうめんを使った「そうめん鉢」などをご紹介しました。
長崎県は全国に知られた手延べそうめんの生産地。主に島原半島の南部の南島原市で生産されています。
■そうめん鉢
南島原市内には230軒ほどの製麺所がありますが、そうめんを食べさせてくれる飲食店はほとんどありませんでした。2010年、商工会と市の観光課で「そうめん鉢プロジェクト」を始動。カフェやお寿司屋さんなど市内40店舗(令和5年)が賛同し、個性を活かしたそうめん鉢を提供するようになりました。
■南島原食堂
廃校した小学校跡を活用し、地元で暮らす4人の女性が自家製野菜をふんだんに使った16種類のそうめんセットを提供しています。
廃校当時のままの教室で、童心に帰りながら頂けます。
地元の特産、島原手延べそうめんを食べに来てほしいという思いが詰まったおもてなしのそうめん料理でした。
中田理奈の一言
こんにちは!中田理奈です。
今回の食イチは、長崎県南島原市の「島原手延べそうめん」でした!
島原のそうめんは4年ほど前に食イチ!で取材したことがあったのですが、南島原でそうめんを食べてもらうための取り組みがこんなにも盛んだったとは知りませんでした!
まずは、そうめん鉢をいただきました!
そうめん鉢という名前も初めて聞きましたが、40店舗ものお店でメニューが考案されているそうで、いろいろ食べ歩きたいなと思いました^^
今回いただいたのは「ぶっかけ海かけ昆布そうめん」。昆布を練り込んだそうめんにとろろが入っているそうです。
ネバネバ感とそうめんとで、とてものどごしがよく、わかめやとろろが麺とよく絡んでいておいしかったです!!
そして、街から少し離れたところでもそうめんを食べられると聞き、伺いました。
山の中をぐんぐんのぼっていくと、自然の中にぽつんと廃校になったという小学校がありました。
周りは山に囲まれていて空気がおいしいのどかな場所でした^^
さっそく中に入ってみると、中からは元気な声で「おかえりなさい!」と聞こえてきます。
はじめは驚きましたが、なんだかほっこりしました。
中はそのまま小学校の雰囲気で、懐かしい気持ちになりながらそうめんをいただきました。
16種類のそうめんを楽しめるのですが、ひとつひとつ味付けも違って、そうめんにこんなにいろんな食べ方があったのかと驚きました。
納豆のネバネバそうめんや、シーザーサラダのようにしたもの、キノコとだしのそうめんなど、本当にひとつひとつ食べるのがとても楽しかったです。
こちらのお店を運営しているのは、地元の集落の方々。
みなさん本当に楽しそうで仲が良く、少し憧れてしまいました^^
野菜などもみなさんが作ったものや、集落の方が作ったものをもらって使うこともあるのだとか。
収穫したての野菜も、おいしかったです。
ぜひ皆様も一度、南島原に行って、島原手延べそうめん、召し上がってみてください!
きっといつもと違ったそうめんの楽しみ方を見つけたり、地元の方々の温かさを感じられたりするのではないでしょうか^^
NHK福岡視聴者ふれあいセンター
電話:092-724-2806